掛川市「吉岡彌生記念館」に行ってみた

吉岡彌生記念館

掛川市の大東北運動場に行った時、近くに「吉岡彌生記念館」というものがあるということで行ってみることにしました。そもそも吉岡彌生って誰?何した人?と完全に無知な状態でした。掛川市の公式サイトではいちおしスポットとなっている場所でございます。

しかし正直我らは美術館や博物館…など、そういったものには全く興味がないため、とりあえずネタになればいいかな?みたいで訪れたわけです。

掛川市「吉岡彌生記念館」に行ってみた

館内の撮影は禁止だったためほとんどネタにもならず、紹介や魅力を動画で撮影することができませんでした。
その分資料等を参考に記事でいろいろご紹介する形にしたいと思います。

吉岡彌生を知る

吉岡彌生 人物画像

■簡単紹介

吉岡彌生は、東京女子医科大学を創立し、我が国の近代医学史に大きな足跡を残した掛川市出身の医師です。

■職について

  • 女性医師(日本で27番目の女性医師)
  • 校長(学校運営)

■女性の社会的地位を向上させる取り組み

明治時代は現代と違って、仕事をもって男性と一緒に働くことは難しかった時代です。
しかし吉岡彌生さんは女性だからといって、家庭に入り、家事や育児だけの人生を送るのではなく、仕事をもち、経済的に自立すべきだと強く思っていた。
そこで女性医師を育てる専門学校を29歳にして創立。

■苦労と努力

  • 医師になろうと決意してから2年間…反対する父親を日々説得した。
  • 医学校では数少ない女子学生は男性学生にからかわれ、落ち着いた環境で授業を受けられなかったが、1年間必死に勉強し見事試験合格を果たす。
  • 文部省に申請をしても医学専門学校としてなかなか認められない。結果的に2年9ヶ月後に許可がおりたのだが、その間何度も足を運んだりお願いをした。
  • 医師、校長、母、妻として何役もの役目をもつ吉岡彌生さんは、息をつく間もないほどに忙しい日々を過ごす。休日は元旦のみ。
  • …など

■座右の銘

至誠一貫(しせいいっかん)

【意味】
一生を通じてすべての人に「まこと」「誠実」の心で接すること。

■理念

一人の人間が自分の頭に閃いた(ひらめいた)考えを全責任を以って(もって)実行に移す生き方、それが私の一貫した方針です。
人は神ではないから、完全は期せられない。七分の悪い点があっても三分の善い点があれば、自分は三分をとります。
婦人が職業を持ち、社会で活動できれば、広い知識を得るのでありますから、男子にとって真の好伴侶(こうはんりょ)になることは当然でありましょう。

吉岡彌生の教え「医師としての心構え」

人としてまた医師として守るべき教えを上記リンクにてまとめてみました。

吉岡彌生 語録集

吉岡彌生の名言みたいな感じの語録集をまとめてみました。

吉岡彌生記念館について

■館内

吉岡彌生の年表やビデオ映像、書物などさまざまな資料が見られます。また聴診器、血圧計等の医療器具もあります。
医学について、身近な病気に関して参考となる、いろいろな展示物があります。

■生家と長屋門

吉岡彌生の生家を移築し、また明治末期まで存在していた長屋門を復元した建物を見ることができます。

記念に長屋門で写真撮影してみました。生家は動画にて少し映っていると思いますのでそちらでご確認ください。
吉岡彌生 長屋門

行ってみた感想

正直な話、館内には全く興味はなく、スルスル全体を抜け出たのであります。
資料を見て初めて吉岡彌生さんを少し知ることになったのですが、すごく自分を持っていて、尚且つ行動派・努力家でまさしく上に立つべき存在だと強く感じました。

そして語録集医師としての心構えでは、納得する点や人として生きていくうえで今後参考にすべき点も多くありました。先人の知恵というやつですね。

吉岡彌生記念館は一般の方よりも、医学に興味がある方や吉岡彌生さんのことに興味がある方が行ったらより楽しめるのではないでしょうか。

この場所の情報

  • 名称:吉岡彌生記念館(よしおかやよいきねんかん)
  • 所在地:静岡県掛川市下土方474番地 ※東京女子医科大学 看護学部大東キャンパス付近
  • 駐車場:あり
  • 駐車料金:無料
  • 入館料:あり
  • 関連サイト:吉岡彌生記念館 – 掛川市公式サイト

記事作成者:はる蔵

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