お座敷遊び「投扇興」をやってみた

みなさんはお座敷遊びというものをご存知でしょうか。
お客さんと舞妓さんが遊ぶゲームのことです。
舞妓はんといえば京都祇園ですが、お座敷で遊ぶからお座敷遊びと呼ばれるのです。
ちなみにお座敷ゲームと呼ばれたりもするそうですよ。

2014年2月下旬にすけぞぉ&はる蔵でまるみた旅行第2弾で某ホテルに1泊2日滞在しました。
旅行の詳細は今後のブログで公開する予定なのでまだ伏せておきます。

訪れたのは京都ではないですが、部屋の雰囲気がお座敷遊びをやるのにピッタリでした。
ということで旅行前から行うことを計画しておりました。

一言でお座敷遊びといっても種類がいくつもあります。
とは言うものの、すけぞぉもあまりよくわかっていないのですが(笑)

お座敷遊びの一つで「投扇興」という遊びがあります。
投扇興とは的に向かって扇子を投げて当て、得点を競うゲームです。
単純に当てるだけではなく、その的の倒れ方や扇子の向き等によって得点が変わってきます。

ということで今回は二人で投扇興の対決をしました。

それでは動画をご覧ください。

お座敷遊び「投扇興」をやってみた

手作りの投扇興セットが役立った!

投扇興で遊ぶには道具が必要です。
名前の通り、扇子(せんす)を投げるわけですから扇子が必要ですし当てる的も必要です。

まるみたをいつも見ていただいている方はすでにお気づきかもしれませんが…。
以前にすけぞぉが投扇興のセットを手作りしたんですよ。

詳細記事:お座敷遊び「投扇興」を手作りしてみた

この日のために作ったというわけではないのですがね。
すけぞぉは不器用なのですが何か手作りをしてみたいと思って作ってみたんです。
それがここで役に立つとは思いませんでしたね。
しっかりとした投扇興のセットは数万円しますから安上がりです(笑)

使用した扇子は例の…

上記で投扇興のセットを作ったことを書きましたが、扇子は作っておりません。
セットで作ったものは的(蝶)と台です。
そもそも扇子の作り方って知りません(笑)
扇子
扇子は我々まるみたがご贔屓(ひいき)にしている100円ショップで購入しました。
この日のために買ってきたわけではなく…
2014年のお正月動画を撮ったときにお正月お飾りがほしいということで買ってきたのです。

詳細記事:2014年謹賀新年!お正月らしいことをしてみた

備品なので今後もいろんなところで役に立ってくれることでしょう(笑)

ルールが違う?それぞれ異なる得点表

ゲームをやるにあたり、まずはある程度のルール(やり方)を把握しておかなければなりません。
そう思ってインターネットで検索。

いくつかのサイトを見てみたのですが、ルールが異なります。
特に得点の名称がまったく違うのです。

例えば…
単純に的(蝶)を倒すだけの役は1点ですが、あるサイトには“花散里(はなちるさと)”と書かれ、またあるサイトには“睦月(むつき)”と書かれています。
このように同じ点数ですが得点名称が違います。
他にもたくさんありますが、挙げればキリがありません。

どうやらそれぞれが独自に考えた得点表なので得点名称が違うようです。
昔の言葉の分かりづらい部分を改良したのかな?そんなところです。

詳しいことはあまりよくわかりませんので興味のある方は調べていただきたいと思います。
どれが正式なのかイマイチよくわかりませんが、どれを使ってもゲームは成り立ちます。

下記は我々が使用した得点表になります。
得点がすぐに把握できるようにPDFファイルの得点表をあらかじめ印刷して持参しました。
得点表
今回は「茶柱横町(ちゃばしらよこちょう)」というホームページの得点表を使用しました。
選んだ理由は得点の詳細説明や絵が分かりやすかったからです。
また、得点の名称も月を表す言葉ということがシンプルかつ丁寧だったのでチョイスしました。

インターネットで「投扇興 得点表」と検索するといくつか得点表が出てくるので自分に合ったものを使ってみてください。

ルール説明

上記の得点表に書かれていた投扇興のルール説明を書きます。

1.台に的を乗せ、1.5メートル程離れた所に座布団を置き座(とど)す。
2.投扇の際は、座布団の縁より前に出ぬ事。
3.扇を持つ手と反対の手は膝に置き、前につかぬ事。
4.踵(かかと)から尻を浮かせぬ事。
5.相対し投げる際は交互に投げ、五投の後に席を替わる事。
6.十投を一席とし、合計点で勝負。

できるだけルールに沿いますが、正確に全て守っているわけではありません。

例えば1の座布団と的の距離が1.5mとありますが、メジャーを持参していないので何となくそれくらいの距離に設定しました。
また、5の相対して投げる(二人の間に的を置いて交互に投げる)というやり方はそこまでの部屋の広さはないため採用しておりません。
交互に投げるということは守っていますが、二人とも同じ場所から投げています。

テキストだと上手に伝わらないかと思いますので、動画でご覧いただければ分かると思います。

投扇興の対決をしてみた

先攻後攻をじゃんけんで決めました。
はる蔵が先攻、すけぞぉが後攻になりました。
それぞれ交互に一人10回ずつ投げます。

結果から言ってしまいますが、4対3でした。
実は10回投げ終わった時点では3対3の同点でした。
延長戦を行うことは考えていませんでしたが、急遽延長戦に突入です。
かなり白熱しました。

ただし、どちらが勝ったのか内緒です。
ぜひ動画を見て確認していただきたいと思います。
なかなか面白い動画になりましたよ。

あとがき

二人とも投扇興をやったのは初めてでした。
投扇興遊びの難しさを感じつつも楽しさも感じられて大満足でした。

わかったことは投扇興は練習すれば上達するということです。
やってみればわかるのですが、扇子を投げるとバランスが不安定なので自分の思ったとおりの軌道を描きません。
とはいえ、たまたまいい感じでいけちゃうこともあるので短期勝負なら勝てますが、長期勝負では勝てないと思います。
練習で感覚やコツを掴むことにより、勝率が上がりそうです。
単純な遊びですが「奥が深いなぁ~」という感想です。

旅館やホテルではなく自宅でも気軽に遊べるので、家族や友達と遊んでみてください。
作った投扇興セットは今後も保管しておき、我々もまたやりたいと思っています。

記事作成者:すけぞぉ

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